競輪は公営ギャンブルですが、歴史あるスポーツとしての側面を持っています。

公営ギャンブルとして知られる競輪ですが、実は70年以上の歴史を持つスポーツであることをご存知でしょうか?
これまで繁栄と衰退を繰り返しながら、今ではオリンピックの正式種目になるほどの人気となり、ドラマや映画の題材に取り上げられることも珍しくありません。

 

そんな競輪ですが、実は日本のプロスポーツ史上初の1億円プレイヤーを輩出したことでも有名です。
競輪がこれまでどのような歴史を辿って来たのか、いかにしてスポーツとして確立されて来たのか、その魅力に迫りたいと思います。

 

競輪のはじまり

 

競輪のはじまり

 

時代は1948年まで遡ります。
当時、日本は戦後直後で新しい時代に向けて邁進しているところでした。
そうした中、サイクルスポーツの活性化と振興を目的に自転車レースを賭けの対象にする案が浮上したのです。
そして、その収益金を戦後復興の資金にしようと考えられていました

 

第1回の小倉競輪競走では単勝式と複勝式が販売され、当初の予想を大きく上回る成功を収めます。
競輪の歴史は戦後復興を目的に始まり、現代にまで続いて来たのです。

 

競輪の爆発的な人気

 

競輪が始まった1948年の競馬の控除率は34.5%でしたが、競輪は25%と圧倒的にお得な設定になっていました。
これがギャンブルを好む大衆を夢中にさせ、競輪の爆発的な人気に繋がったのです。
僅か5年で競輪場は全国63ヵ所に設立されており、その勢いは戦後復興を大きく前進させました。

 

娯楽が少なく暗い敗戦の雰囲気を吹き飛ばすのに競輪はうってつけの存在で、スポーツ新聞やテレビで大きく取り上げられたのです。

 

年表で見る競輪の歴史・出来事

 

暴動と競輪廃止論

 

競輪が始まってすぐの1949年に大阪住之江競輪場で暴動が起こりました。
さらに翌年の1950年には鳴尾や川崎競輪場でも激しい暴動が起こり大事件としてニュースになったのです。

鳴尾の事件では暴徒と化した利用客により施設が放火され、売上が入った金庫を襲撃する泥沼の騒ぎになりました。
暴徒鎮圧のために警察官が発砲し1名が死亡250名以上が逮捕や検挙される事態にまで発展したのです。
これにより世間一般からは非難が集中してしまい、競輪を廃止する圧力が高まりました。

廃止については国会にまで波及しましたが、どうにか競輪を存続させる方針でまとまります。
しかし、競輪に対して悪いイメージが出てしまったのは、歴史の中での汚点だと言えるでしょう。

 

競輪の衰退

 

荒廃していくイメージ

 

暴動や競輪不要論が出ていたものの、圧倒的な人気で市場規模はどんどん大きくなりました。
1965年には競馬、競艇、競輪の中で最も大きな売上を出していたのです。

 

しかし、1975年の時点では競馬にも競艇にも売上で負けてしまい、競輪の存在は小さく扱われるようになります。
衰退に歯止めをかけるために競輪プログラム改革構想が行われ、選手のランク付けを変えたりKEIRINグランプリが創設されたりなど競輪全体を盛り上げようとしました。
様々な施策を行いましたが、衰退の流れは止められず2014年まで売上が減少する苦境に立たされ続けたのです。

 

競輪の暴動・廃止論についてはこちら

 

1億円プレイヤーの登場

 

1980年に衝撃的なニュースが流されました。
日本のプロスポーツの歴史の中で、初めて1億円を超えるプレイヤーが誕生したのです。
歴史に名を残したのは中野浩一氏で、獲得賞金は1億1141万でした。

 

一般的なサラリーマンの平均年収が300万前後だったことを鑑みても、莫大な富を得たのは間違いありません。
衰退する競輪にポジティブなニュースをもたらしたのは大きな成果と言って良いでしょう。

 

シドニー五輪で正式種目に採用

 

オリンピックのイメージ

 

2000年のシドニー五輪では、ケイリンの表記で正式競技として採用されました
公営ギャンブルの競輪とはルールが違うためケイリンの表記になったのです。

 

下火になっていた競輪に注目が集まり売上回復を狙える状況でしたが、波には乗り切れず市場規模は下降の一途を辿ります。
スポーツとしての競輪は認められていくのに、ギャンブルとしてはまだまだ受け入れられていないことが明白になりました

 

競輪の市場が活性化

 

競輪に熱狂する男女

 

2012年には女性選手だけのガールズケイリンが始まり、同年にモーニング競輪が開催されるようになります。
こうした試みが評価された結果、2014年頃から売上が上昇傾向へと変化したのです。
2018年にはインターネット投票が行えるようになり売上に大きく貢献しています。

 

長く低迷が続いた競輪ですが、近年は盛り上がりを見せているのです。

 

業界が活性化するのと同時に、競輪予想サイトの数もみるみるうちに増えていきました。
それにより、どの予想サイトを選ぶべきなのかがわかりづらくなった、という弊害も生まれました。

 

この問題を解消するべく、競輪予想サイトをあらゆる要素で比較してわかりやすくまとめてくれているメディアサイトも登場しています。
実際に車券を買って一儲けしたい、という方はこれら様々なツールを駆使して、自分なりの競輪における立ち回り方を身につけましょう。

ページの先頭へ戻る